LENSはこれから、ますます×2 面白くなる。

INTERVIEW

Art Director

Yasutaka Miura三浦 保高

PROFILE

Art Director

Yasutaka Miura三浦 保高

2014年1月 入社(創業)
アートディレクター
名古屋造形短期大学 ビジュアルデザインコース卒

LENSの創業メンバー。
植物を育てるのが趣味で、社内でもいくつも育成中。「成長過程で変わる造形が面白い」。

Q.1新しい何かを始めたい。

−2024年を迎え、新体制での抱負はありますか。
 そうですね、やっぱり、何か新しいことを始めていきたいと思ってるんです。もちろんクリエイティブに関しても、もっと広げてそれ以外でも。というのは今お付き合いさせていただいているクライアント様の中で、経営者の代替わりが結構進んでるんですね。例えば創業者の方に代わってそのお孫さん、20代前半の方が経営者になられたり、2代目3代目の方が前に出てこられたり。皆さん新しいことにチャレンジしたいとか、会社を変えたいといった望みを持ってます。LENSとしてもそういった若い経営者さんとコラボレーションして、新事業であるとか、新市場、新プロダクトの開発といったことに一緒に取り組めたらいいんじゃないかと。具体的なプランはこれからですが、LENSのメンバーも増えたことだし、色んな領域のプロフェッショナルと協業して、まず何かやってみたいですね。

Q.2クライアントと一緒に考え続ける。

−変化していくLENSにあって、AD(アートディレクター)はどんな役割を求められていくのでしょうか。
 LENSは、例えば広告代理店さんのクリエイティブ部門から依頼を受けて何か作る、という会社ではなくて、いわゆる直クライアント様が多いので、お客様とのコミュニケーションの取り方が重要になってくると思います。クライアント様の事業課題を理解して、一緒に、クリエイティブに解決していくために、ほんとにゼロから作り始めてくっていう感じなので、クライアントの要望以外にも何ができるかをいつも提案してかなきゃいけない。その中で僕自身が大切にしているのは、方向性がブレそうになったら何度でも「そもそも」に立ち戻ること。答えは一つじゃないんだから、クライアント様を尊重して一緒に悩み続けること、考え続けること、ですね。
 あとは、制作にあたっての進捗管理や予算の管理もADの仕事。クリエイティブのクオリティも上げつつだから、大変といえば大変です。だけど、クライアント様と話し合って、信頼を得て、いい仕事をして実績を上げるという、仕事の本質をつかんでいけると思いますよ。

Q.3想像力と創造力のバランス。

−LENSにこれから必要なのは、そうした資質を持った人、でしょうか。
 そうですね。表現だけじゃなく企画をちゃんと考えられる人でしょうか。これはLENSに限らずだけど、絵だけ作れる人っていうのは、もうあんまり必要ないかなって。もちろんめちゃめちゃかっこいい絵が作れるっていう人もいて、それは大きな武器だと思います。でも、それだけじゃなくて「そもそも」の目的をしっかり考えて企画もできる、そのバランスが大事なのかな。考える想像とつくる創造の両方をバランスよく持ってる人。
 言い方を変えると、ちょっとお節介なところがあっていい、というか。自分の領域の外に手を伸ばしちゃう、ひとつのことを膨らませる。それだけでなんかすごい解決策になったりするじゃないですか。新しい提案ってそういうところから生まれるから。AIの進化は止まらないわけで、それっぽいデザインは誰にでも作れちゃう。だとすると「なぜこれがいいのか」を、伝えられないと…。ということは繰り返しになるけど、やっぱりコミュニケーション、対話する力が大事かなと思います。